みすず書房

ジョージ・スタイナー

George Steiner

1929-2020。パリに生まれる。1940年、ゲシュタポの追及を逃れてニューヨークへ脱出、シカゴ大学で学士号、ハーヴァード大学で修士号、オクスフォード大学で博士号を取得した。「エコノミスト」誌編集員(1952-56)、プリンストン高等学術研究所研究員(1956-58)、ジュネーヴ大学教授(1974-94)、オクスフォード大学客員教授(1994-95)、ハーヴァード大学ノートン詩学講座教授(2001-02)等を歴任。ケンブリッジ大学チャーチル・カレッジ特別研究員(1969-)。英語、ドイツ語、フランス語を話す環境に育ち、イタリア語、古典語にも通じるポリグロットにしてポリマス。古典古代から現代までの文学・哲学・芸術・科学にわたる該博な知識を基盤に独自の世界像を提示する脱領域的知性。主著に『トルストイかドストエフスキーか』『悲劇の死』『言語と沈黙』『青ひげの城にて』『アンティゴネーの変貌』『バベルの後に』『真の存在』『言葉への情熱』『師弟のまじわり』などがある。