みすず書房

ベルトルト・ブレヒト

Bertolt Brecht

(1898-1956)劇作家・詩人。ドイツのアウクスブルク生まれ。ミュンヘン大学在学中に召集されて兵役に就く。戯曲「夜うつ太鼓」で1922年にクライスト賞を受け、新進劇作家として注目され、詩人としても有名になる。1920年代後半から社会主義を学習し、叙事的演劇を提唱。「三文オペラ」(1928)の成功で国際的な名声を得る。1933年亡命。デンマーク、北欧を経てアメリカに亡命、「肝っ玉おっ母とその子供たち」「ガリレイの生涯」などを執筆。戦後帰国、東ドイツでベルリーナー・アンサンブルを根拠に新しい演劇論を舞台に実現しようとするが、志なかばで58歳で歿する。