みすず書房

鶴見俊輔

つるみ・しゅんすけ

1922年東京生まれ。哲学者。10代で渡米、1942年、ハーヴァード大学哲学科卒業。同年、日米交換船で帰国、海軍バタビア在勤武官府に軍属として勤務する。敗戦後の1946年5月、都留重人、鶴見和子、丸山眞男らとともに雑誌『思想の科学』を創刊。その後、京都大学、東京工業大学、同志社大学で教鞭をとり、1960年には市民グループ「声なき声の会」を創設、1965年にはべ平連に参加した。1970年同志社大学教授を辞職。2015年死去。『鶴見俊輔集』(全12巻・続5巻、筑摩書房、1991-92、2000-2001)『鶴見俊輔座談』(全10巻、晶文社、1996)はじめ、『戦時期日本の精神史』(岩波書店、大佛次郎賞)『戦後日本の大衆文化史』(岩波書店)『夢野久作』(リブロポート、日本推理作家協会賞)『期待と回想』(上下、晶文社)など、数多くの著書がある。1994年度朝日賞受賞。