みすず書房

ヘンリー・W・スティード

Henry Wickham Steed

イングランド・サフォークのロング・メルフォードに生まれる。ソルボンヌ(パリ大学)卒業。1896年から1913年まで『ザ・タイムズ』のベルリン、ローマ、ウィーン特派員を、さらに1914年から1922年まで外報部長、編集長を歴任。退社後も同紙に寄稿をつづけ、その見識と忠告は光彩を放った。BBC放送を通じて英語圏に伝えられた論評の数々は、イギリスやアメリカはもとより、他のヨーロッパ列強の政府からも一目置かれた。著書にはThe Hapsburg Monarchy(1913)、Through Thirty Years(1924)などがある。