みすず書房

奈良原一高

ならはら・いっこう

1931-2020。現代日本を代表する写真家。56年「人間の土地」個展、58年「王国」個展により注目を集める。早稲田大学大学院美術史修士課程修了。62-65年パリを中心にヨーロッパに滞在。70-74年ニューヨークに滞在。その後も今日にいたるまで、IKKOの名は国際的に評価されつづけており、作品もニューヨーク近代美術館、ボストン美術館、パリ国立図書館、ハンブルグ美術館など、各国有数の美術館コレクションに収められている。主な作品集は『ヨーロッパ・静止した時間』(1967)『王国』(1971)『生きる歓び』(1972)『日本の美・近くて遥かな旅』(1979)『肖像の風景』(1985)『ヴェネツィアの夜』(1985)『ヴェネツィアの光』(1987)『人間の土地』(1987)『ブロードウエイ』(1991)など。