みすず書房

クリストフ・ハイン

Christoph Hein

1944年シレジア地方ハイツェンドルフ(現在ポーランド)に生まれる。71年以降ベルリンで脚本家として戯曲を発表。82年『疎い恋人』(藤本淳雄訳『龍の血を浴びて』同学社刊)で小説家として注目を集める。その後、小説『ホルンの最後』(85)、『タンゴを弾いた男』(89)、戯曲「阿Q正伝」(87)、「パサージュ」(87)、「円卓の騎士」(89)などを発表。旧東独の若手文学者として脚光を浴びるとともに、現在の東独体制を〈社会主義国家〉として構造変革するよう求める発言を重ねている。