みすず書房

レイモン・ペイネ

Raymond Peynet

1908年パリ生まれの漫画家。技術学校エコール・デザール・アプリケを卒業後、漫画の道にはいる。第二次大戦中はレジスタンスの一員だっただけに「恋愛賛成、戦争反対」がモットー。ときおり鋭い諷刺を見せるが、多くはメルヘン風のタッチで恋人たちの愛の姿を描きつづけ、世界中で親しまれている。南仏にあるペイネ美術館によると、訪問者の九割は日本人だという。漫画のほか、挿絵、舞台装置、アニメーション、衣装デザインなど幅広く活動した。1953年国際ユーモア賞受賞。1989年「海と島の博覧会ひろしま」のために「愛と平和のモニュメント」を制作した。1999年歿。