みすず書房

テッサ・モーリス=鈴木

Tessa Morris-Suzuki

1951年イギリス生まれ。オーストラリア国立大学名誉教授。専攻は日本経済史、思想史。著書として、『日本の経済思想——江戸期から現代まで』(藤井隆至訳 、岩波書店、1991;岩波モダンクラシックス、2000)、『辺境から眺める――アイヌが経験する近代』(大川正彦役、みすず書房、2000;新装版、2022)、『批判的想像力のために――グローバル化時代の日本』(平凡社、2002;平凡社ライブラリー、2013)、『過去は死なない――メディア・記憶・歴史』(田代泰子訳、岩波書店、2004;岩波現代文庫、2014)、『北朝鮮へのエクソダス――「帰国事業」の影をたどる』(田代泰子訳、朝日新聞社、2007;朝日文庫、2011)、『北朝鮮で考えたこと』(田代泰子訳、集英社新書、2012)、『日本を再発明する』(伊藤茂訳、以文社、2014)、近著に、On the Frontiers of History: Rethinking East Asian Borders (ANU Press, 2020), THE LANTERN BOATS: an utterly gripping and heart-breaking historical novel set in post-war Japan (Joffe Books, 2021), などがあるほか、共著に、鵜飼哲/酒井直樹/テッサ・モーリス=スズキ/李孝徳『レイシズム・スタディーズ序説』(以文社、2012)、伊豫谷登士翁/テッサ・モーリス=スズキ/吉原直樹編『応答する〈移動と場所〉――21世紀の社会を読み解く』(ハーベスト社、2019)、テッサ・モーリス=スズキ/市川守弘(著)・北大開示文書研究会(編)『アイヌの権利とは何か――新法・象徴空間・東京五輪と先住民族』(かもがわ出版、2020)などがある。編集委員のひとりとして編んだものとして、『岩波講座 アジア・太平洋戦争』全8巻(岩波書店、2005-06)、『ひとびとの精神史』全9巻(岩波書店、2015-2016)などがある。