みすず書房

ロッテ・レーマン

Lotte Lehmann

ソプラノ歌手。1888年ドイツのベルレベルクに生まれ。1976年アメリカのサンタ・バーバラで没した。ベルリン高等音楽学校等を経て、マチルデ・マリンガ一に師事。1910年、それまで端役を歌っていかンプルク歌劇場で初の重要な役フライアを歌う。1916年ウィーン歌劇場に移る。シャルク、ワルター等、当時最高の指揮者たちと競演、エヴァ・エルザ、エリーザベト、ジークリンデ、レオノーレ、元帥夫人等、またR・シュトラウスの諸作品の初演を含めて高い評価を受ける。南米、ロンドン、パリ、ザルツブルク等各地で公演。1930年シカゴ、1934年メトロポリタン歌劇場こ初出演。大戦中アメリカ市民権を得て、1945年まではオペラに、以後はリートを中心に活躍。1951年引退後は教育活動に従事。著書はほかに、Five Operas and Richard Strauss、1964等。