みすず書房

渡辺守章

わたなべ・もりあき

1933年東京生まれ。東京大学教授、放送大学教授、パリ第三大学客員教授等を経て東京大学名誉教授。放送大学名誉教授。専攻フランス文学・表象文化論。演出家。ラシーヌ、クローデル、マラルメ、ジュネなどを専攻。著書に『ポール・クローデル——劇的想像力の世界』『虚構の身体』(中央公論社)、『演劇とは何か』(講談社)、『哲学の舞台』(ミシェル・フーコーとの共著、朝日出版社)、『舞台芸術の現在』(放送大学教育振興会)、『パリ感覚』(岩波現代新書)など。訳書に、ラシーヌ『フェードル アンドロマック』(岩波文庫)、ミシェル・フーコー『性の歴史I——知への意志』(新潮社)、クローデル『繻子の靴』(上・下、岩波文庫)など。演出作品に、ラシーヌ『悲劇フェードル』、クローデル『真昼に分かつ』、ジュネ『女中たち』、ミュッセ『ロレンザッチョ』など。能・狂言などの伝統演劇にも詳しく、現代音楽とのコラボレーションによる「能ジャンクション」『葵上』『當麻』を、またクローデルの詩による創作能『内堀十二景、あるいは《二重の影》』『薔薇の名——長谷寺の牡丹』を作・演出。演劇企画『空中庭園』主宰。