みすず書房

L・クルツィウス

Ludwig Curtius

アウクスブルクに生まれる。ミュンヒェンとベルリーンで法律、国民経済、哲学を学んだ後、1896年からミュンヒェンで古典古代の考古学を学ぶ。1904-07年ギリシアとトルコにおけるドイツの発掘調査に参加。1907年大学教授資格取得。1920年にハイデルベルク大学に就任して、古代、特にローマ美術研究に新たな観点をひらき中心的存在となる。1928年ローマのドイツ帝国考古学研究所(後のドイツ考古学研究所)所長に就任したが、1937年ナチスにより退職させられた。主要著書に、『ポンペイの壁画』(1929)『古代ローマ』(1944)『ドイツ人と古代世界』(自伝)(1950)『古代美術』(1959)など。