みすず書房

西成彦

にし・まさひこ

1955年岡山県生まれ。兵庫県出身。東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化博士課程中退。1984年より、熊本大学文学部講師から助教授、1997年より、立命館大学文学部教授を経て2003年より同大学院先端総合学術研究科教授を歴任。立命館大学名誉教授。専攻はポーランド文学、比較文学。著書『マゾヒズムと警察』(筑摩書房1988)『ラフカディオ・ハーンの耳』(岩波書店1993/岩波同時代ライブラリー1998/熊日文学賞)『イディッシュ——移動文学論 I』(作品社1995)『森のゲリラ 宮沢賢治』(岩波書店1997/平凡社ライブラリー2004/日本比較文学会賞)『クレオール事始』(紀伊國屋書店1999)『耳の悦楽——ラフカディオ・ハーンと女たち』(紀伊國屋書店2004/芸術選奨文部科学大臣新人賞)『エクストラテリトリアル——移動文学論 II』(作品社2008)『世界文学のなかの『舞姫』』(みすず書房2009)『ターミナルライフ 終末期の風景』(作品社2011)『胸さわぎの鷗外』(人文書院2013)『バイリンガルな夢と憂鬱』(人文書院2014)『外地巡礼——「越境的」日本語文学論』(みすず書房2018/読売文学賞)、『死者は生者のなかに――ホロコーストの考古学』(みすず書房2022)、訳書 ゴンブローヴィッチ『トランス=アトランティック』(国書刊行会2004)コシンスキ『ペインティッド・バード』(松籟社2011)ショレム・アレイヘム『牛乳屋テヴィエ』(岩波文庫2012)シンガー『不浄の血』(共訳、河出書房新社2013)『世界イディッシュ短篇選』(編訳、岩波文庫2018)ほか。