みすず書房

エドワルト・マイヤー

Eduard Meyer

1855-1930。ドイツの歴史学者。十九世紀の歴史学の一大傾向たる普遍史的・実証主義的史学の代表者。古代史研究、とくにエジプト史、ギリシア史の権威。主著『古代史』5巻(1884-1902)はエジプト、バビロニアに始まり紀元前四世紀のローマまでの歴史を扱い、世界史的叙述を意図して書かれた画期的大著として学界では不滅の金字塔という評価を得た。ブレスラウ(1885)、ハレ(89)、ベルリン(1902-23)の各大学教授を歴任。著書は『古代史』のほか、『古代史研究』2巻(1892-99)、『歴史の理論と方法』(1910)、『シーザーとポンペイ元首制』(1918)、『キリスト教の起源』3巻(1920-23)など。