みすず書房

深野稔生

ふかの・としお

1942年東京浅草生まれ。戦争末期に仙台へ疎開、物心つく頃から疎開先の里山を遊びまわり新しい世界を知る。現在、宮城県仙台市土樋在住。公益社団法人日本山岳ガイド協会所属。無名山塾仙台塾長。仙台YMCA山岳会前会長。広告デザイン事務所(株)深野プロ代表取締役会長。20歳頃から本格的な登山を始め、東北おもに宮城県周辺の山の谷や岩、積雪期登山に傾倒。地方登山史・山名考・民俗学などに興味をもち、ひいては文献と山とをつなぐ行為に自分の地平を見つけ日々フィールドワークにいそしむ。著書に『神室岳——その山名と登山史覚書』(日伸書房)『〔詩集〕きのうからの手紙』(私家版)『宮城の山ガイド』(歴史春秋社)『産土の山を行く』『山遊び山語り栗駒・船形編』『山遊び山語り蔵王・二口編』『天翔ける船紀行』『上遠野秀宣・栗駒山紀行/Mt. Kurikoma Ski Cruising Traveloge』(江戸時代の侍が行なった登山と現代の登山を同じ山、同じ紙面で対比させ、21世紀型の新しい登山形態を探ろうとした試み。以上無明舎出版)『銀嶺に向かって歌え——クライマー小川登喜男伝』(みすず書房)。ほかに『日本登山大系』(北海道・東北の山編、白水社)『日本百名谷』(白山書房)『森と水の恵み——達人の山旅 2』(みすず書房)など共著多数。