みすず書房

アレックス(サンディ)・ペントランド

Alex “Sandy” Pentland

MITメディアラボ教授。組織工学、モバイル情報システム、計算社会科学の分野におけるパイオニアとして知られ、MITメディアラボのヒューマン・ダイナミクス・グループを設立者/ディレクターとして率いる。表情認識のための画期的なアルゴリズムを開発するなど、人間の社会的機能に関連する独創的な研究を展開し、コンピュータ・サイエンスの分野で最も被引用数の多い研究者の一人となっている。また、世界経済フォーラムではビッグデータおよび個人データに関するイニシアティブを専門家として主導する立場にある。『ニューズウィーク』誌の特集(1997年)で100 Americans most likely to shape the next centuryの一人にも選ばれたように、その存在感は幅広く認識されている。著書に、Honest Signals: How They Shape Our World (The MIT Press, 2008)〔『正直シグナル』柴田裕之訳・安西祐一郎監訳、みすず書房、2013〕、Social Physics: How Good Ideas Spread - The Lessons from a New Science (Penguin, 2014)〔『ソーシャル物理学――「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学』小林啓倫訳、草思社、2015〕。共編著に、Computer Vision for Human-Machine Interaction (Cambridge University Press, 1998), Security and Privacy in Social Networks (Springer, 2012) ほか。