みすず書房

レフ・マノヴィッチ

Lev Manovich

ニューメディアの理論家・批評家・アーティスト(http://www.manovich.net/)。カリフォルニア大学サンディエゴ校を経て、現在、ニューヨーク市立大学大学院センター教授。1960年にモスクワに生まれ、美術、建築、コンピュータ・プログラミングを学んだ後、1981年にニューヨークに移る。CGのオペレーターとして働きつつ、実験心理学、美術史、映画理論などを学び、1993年にコンピュータ・メディアの起源を1920年代のアヴァンギャルド芸術と関連づけた『構成主義からコンピュータに至る視覚の工学』でロチェスター大学から博士号を取得。2001年に刊行された『ニューメディアの言語』〔堀潤之訳、みすず書房、2013〕のほかに、自作の「データベース映画」を収めたDVD付きの『ソフト・シネマ——データベースを航行する』(2005)、『ニューメディアの言語』の続編ともいえる『ソフトウェアが指揮を執る』(2013)などの著書がある。2007年にはソフトウェア・スタディーズ・イニシアティヴを設立。膨大な文化的データのコンピュータによる分析を精力的に推進している。