みすず書房

野村悠里

のむら・ゆり

慶應義塾大学大学院法学修士、東京大学大学院文学修士、東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻博士課程学位取得(文学博士)。ポーラ美術振興財団若手芸術家在外研修員、文化庁新進芸術家在外研修員を経て、東京大学大学院人文社会系研究科助教。ヨーロッパ装幀美術史(ルリユール)の研究者にして、創作にたずさわる西洋製本術の専門家でもある。著書『書物と製本術——ルリユール/綴じの文化史』(みすず書房、2017)により第39回日本出版学会賞(2017年度)奨励賞を受賞。また、同書、および論文「ルネサンス期のルリユール――ド・トゥの紋章本」(『日仏図書館情報研究』第40号)・「19世紀初頭のルリユール:王立聾学校製本教授マチュラン=マリー・レネによる「保存製本」」(同第42号)の優れた業績により、第8回日仏図書館情報学会賞(2017)奨励賞を受賞。