みすず書房

萬年甫

まんねん・はじめ

1923年千葉県市川市に生まれる。1947年、東京大学医学部卒業。1954年東京大学大学院特別研究生前期および後期課程修了、東京大学助手、1953-57年フランス給付留学生として渡仏。1957年東京大学講師。1959年同大学助教授。1960年東京医科歯科大学医学部助教授。1963年同大学教授。1989年同大学を定年退職し、名誉教授。昭和大学歯学部客員教授。東邦大学医学部客員教授。脳解剖学専攻。2011年12月27日逝去。主な著訳書 ジャック・ニコル『科学者パストゥール』(萬年徹共訳、みすず書房、1964)『神経学の源流 第1(ババンスキーとともに)』(訳編、東京大学出版会、1968)『神経学の源流 第2(ラモニ・カハールとともに)』(訳編、東京大学出版会、1969)『動物の脳採集記 キリンの首をかつぐ話』(中公新書、1991)『神経学の源流 第3 ブロカ』(岩田誠共編訳、東京大学出版会、1992)『脳を固める・切る・染める 先人の知恵』(メディカルレビュー社、2011)『滞欧日記 1955〜1957』(中山人間科学振興財団/中山書店、2016)ジュール・スーリィ『中枢神経系 古代篇』(新谷昌宏共訳、みすず書房、2017)同『中枢神経系 中世・近代篇』(同共訳、みすず書房、2018)。