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【新装版】

LA NUIT


『夜』は、その恐ろしさでわれわれを戦慄させ、同時にその美しさでわれわれを打つ。これは15歳の少年の時アウシュヴィッツを体験した著者の最初の自伝小説である。
東欧の片田舎の小さな町、ナチスのユダヤ人狩りなど想像もつかぬ平和な町。だが、ある日悲劇が音もなく訪れる。やがて一夜にしてこの世は地獄と化し、少年のなかで神が死んだ。格調高い文体と淡々とした語り口によって、人間の悲惨と崇高がみごとに織りなされる。刊行されるや、たちまち世界中に翻訳された比類ないドキュメンタリー小説。アメリカで1966年度ユダヤ人図書賞を受けた。「この並外れた書物が私の心を捉えて放さなかったのは、すべての結果のうちでも最悪のもの……すなわち、一挙に絶対の悪を発見したこの幼い魂のなかで神が死んだ、ということなのである。」(F.モーリヤック)


「夜【新装版】」の著訳者:

エリ・ヴィーゼル
Elie Wiesel
1928年トランシルヴァニアの小都市シゲトに生れたユダヤ人作家。1944年アウシュヴィッツの強制収容所に入れられ、翌年プーヘンヴァルトの強制収容所で解放を迎える。帰郷を拒んでパリのソルポンヌ大学に学ぷ。のちに新聞記者となり、1956年に渡米して市民権を得る。現在ニューヨークに住み、フランス語で文筆活動を続ける。1986年ノーベル平和賞受賞。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
村上光彦
むらかみ・みつひこ
1929年佐世保に生れる。1953年東京大学文学部仏文学科卒業。現在、成蹊大学名誉教授。著書『大佛次郎―その精神の冒険』(1977)『鎌倉幻想行』(1986)(以上朝日新聞社)『鎌倉百八箇所』(1989、用美社)『パリの誘惑』(1992、講談社)。訳者『ド・ゴール大戦回顧録』(共訳、1960-1966、改訳復刊1999)カストロ『マリー・アントワネット』(1972)モノー『偶然と必然』(共訳、1972)レイン『好き?好き?大好き?』(1978)ブローデル『日常性の構造』1・2(1985)『世界時間』1・2(1996、1999)(以上みすず書房)ヴイーゼル『死者の恥』(1970、晶文社)『そしてすべての川は海へ』(1985、朝日新聞社)『しかし海は満ちることなく』(1999、朝日新聞社)ほか。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「夜【新装版】」の画像:

夜【新装版】

「夜【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/200頁
定価 2,730円(本体2,600円)
ISBN 4-622-01133-6 C0097
1995年4月10日発行

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