印刷革命
THE PRINTING REVOLUTION IN EARLY MODERN EUROPE
- 著者
- E・L・アイゼンステイン
- 監訳
- 別宮貞徳
印刷術の出現は、文字の発明以来のコミュニケーション革命である。印刷術は、手書きよりも早く、美しく、同一の書物を大量に作ることを可能にし、書物の保存力も増大した。しかし、この新技術の真に重大な影響は、実際的効用、民衆の読み書き能力の普及のみならず、人間の意識、精神活動そのものを変えてしまったことにある。
印刷術は、ルネサンスの古典復活を促がし、また印刷された各国語訳聖書は、宗教改革の舞台を設定した。近代初期ヨーロッパの広がりゆく文芸共和国、学問の王国にあっては、偉大な印刷者たち、グーテンベルクをはじめ、イタリアのマヌティウス、オランダのプランタン、フランスのエティエンヌ等に出会う。コペルニクス、ガリレイの〈天才の世紀〉の知的環境に、彼らの印刷工房から生まれた書物を欠かすことはできない。中世から近代へ、この歴史的転換に、印刷術は大いなる役割を演じたのである。
アイゼンステイン女史は、印刷術を軸として展開する文化の変容を描いた。豊富な図版をともなったテクストは、活字文化の起原を探求し、20世紀のメディア革命の理解にも深い示唆を与えるであろう。
「印刷革命」の著訳者:
この本の関連書
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「印刷革命」の書籍情報:
- A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/336頁
- 定価 6,090円(本体5,800円)
- ISBN 4-622-01899-3 C1030
- 2001年11月9日発行






