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イェルサレムのアイヒマン【新装版】

悪の陳腐さについての報告

EICHMANN IN JERUSALEM


「この本は全体として思考の独立性のすばらしい証言です。……彼女が哲学的にも思想的にも徹底した、アウグスティヌスの愛の概念についての研究で正学位を得たとき、それもまだごく若く、たしか23歳だったと思いますが、教授資格を得るようにと人々は勧めました。それを彼女は拒絶した。彼女の本能は大学を拒んだ。彼女は自由でありたかったのだ。1933年に彼女は著述を一切放棄した。……彼女はユダヤ人の目的のための実践活動に入り、シオニスト協会に加入した。……戦争中彼女は評論を書きはじめました。大抵政治的なものです。戦後になって一作また一作と著書があらわれた。……彼女がそれによって生きる根本のものは、真理への意志、真の意味における人間的存在、幼年時代にまで見られる限りない誠実、そしてまた、逮捕(1933)と証券なしの国外移住のときに味わった極度の孤独の経験です。」ヤスパース、1965

ハンナ・アーレントは1906年生れのユダヤ人。ヤスパースのほかに、ブルトマン、ハイデッガー、フッサールについて学んだ。亡きシモーヌ・ヴェイユとならび、今日もっとも大きな知的影響力をもつ女性である。


目次


読者に
第1章 法廷
第2章 被告
第3章 ユダヤ人問題専門家
第4章 第一の解決――追放
第5章 第二の解決――強制収容
第6章 最終的解決――殺戮
第7章 ヴァンゼー会議、ポンテオ・ピラト
第8章 法を守る市民の義務
第9章 ライヒ――ドイツ、オーストリアおよび保護領――からの移送
第10章 西ヨーロッパ――フランス、ベルギー、オランダ、デンマーク、イタリア――からの移送
第11章 バルカン――ユーゴスラヴィア、ブルガリア、ギリシャ、ルーマニア――からの移送
第12章 中欧――ハンガリア、スロヴァキア――からの移送
第13章 東方の殺戮センサー
第14章 証拠と証人
第15章 判決、上告、処刑
エピローグ
あとがき
解説
関係年表
文献
索引


著訳者略歴

ハンナ・アーレント
Hannah Arendt

1906年ドイツのハノーヴァーに生れる。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
大久保和郎
おおくぼ・かずお

1923年東京に生れる。慶應義塾大学文学部中退。独・仏文学を専攻。1975年に没す。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

黒田信一<:本の雑誌2011年9月号>

この本の関連書


「イェルサレムのアイヒマン【新装版】」の画像:

イェルサレムのアイヒマン【新装版】

「イェルサレムのアイヒマン【新装版】」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/272頁
定価 4,104円(本体3,800円)
ISBN 4-622-02009-2 C1030
1969年9月20日発行

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