嵐の中のアルジェリア
ARGELIA EN EL VENDAVAL
- 著者
- フアン・ゴイティソーロ
- 訳者
- 山道佳子
アルジェリアという国の名から、私たちは何を思い浮かべるだろうか。ひとつは「革命の星」「第三世界の盟主」という希望に満ちたイメージであり、近年では流血の惨事のイメージである。両者を隔てる30年の間にいったい何が起こっていたのかということを、決して熱に浮かされることのない冷徹な洞察力をもって描き出して見せたのが、『サラエヴォ・ノート』『パレスチナ日記』に続く本書である。
革命という虚像の下で進行していた社会と文化の崩壊、工業化の失敗による農業の荒廃と経済危機、唯一党支配による縁故主義と癒着と腐敗の蔓延、将来に保証も希望も見出せない若者たちをひきつけていくイスラム原理主義運動。1990年にアルジェリアで初めて行われた複数政党による地方選挙でFISが圧勝すると、政府は選挙の無効を宣言し、民主化の試みはもろくも崩れ去る。そうしてある日突然、自分たちの国で内戦が起こっていることを知り、「アルジェリア国民は呆然とした」。
付論として「ライ・ミュージック」(1990)、「権力、商売、流血」(1997)を収めた。
「嵐の中のアルジェリア」の著訳者:
この本の関連書
「嵐の中のアルジェリア」の画像:
「嵐の中のアルジェリア」の書籍情報:
- 四六変型判 タテ188mm×ヨコ118mm/136頁
- 定価 2,415円(本体2,300円)
- ISBN 4-622-03382-8 C0036
- 1999年8月5日発行






