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歴史と文学

近代イギリス史論集

HISTORY AND LITERATURE


イギリス歴史学界碩学の初めての史論集――「歴史と文学」「過去の認識」「数字運用能力」「年齢と権威」「校則と無秩序」「子供の情景」「清潔と敬神」「良心の問題」「オックスフォード生活 1945-1970」の9論考を収録する。

透徹した史料の読み手は、近代精神の深層に分け入り、その思考・感性を浮き彫りにして、読むものに〈歴史〉というものを如実に感得させてくれる。大きな転換期であった近代という時代を抉るだけではなく、そこに今日に通底するテーマを提示し、照射していく。過去と対峙する視線は、現代を直視する。

収められた緒論は、近代イギリスという時代を越えて、あたかも現代日本の諸相をも描き出そうとしているようにさえ見える。

考証、博識、精緻、そしてユーモア――本書には歴史家キース・トマスのすべてがある。息づく文化研究の成果。


「歴史と文学」の著訳者:

キース・トマス
Keith Thomas
1933年、南ウェールズに生まれる。オックスフォード大学ベリオル・カレッジに学び、1957年同大学セント・ジョオンズ・カレッジで近世史のフェローとなる。現在、オックスフォード大学副総長、コーパス・クリスティ・カレッジ学寮長を勤めるとともに、ブリティッシュ・アカデミイ会長(1993-1997)、会員。『宗教と魔術の衰退――イングランド16-7世紀における民間信仰の研究』(1971、邦訳、法政大学出版局)は、ウルフソン文芸賞(歴史部門)を受賞し、過去30年間でもっとも学際的影響力の大きい歴史書として高い評価を受ける。他の著書として『人間と自然界――近代イギリスにおける自然観の変遷』(1983、邦訳、法政大学出版局)などがある。オックスフォード大学出版局「パースト・マスター・シリーズ」、「オックスフォード社会史研究」シリーズの編集主幹、『イギリス人名辞典』の編集副主幹などを務める。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
中島俊郎
なかじま・としろう
1949年に生まれる。甲南大学大学院人文科学博士課程英文学専攻単位取得。オックスフォード大学コーパス・クリスティ・カレッジ研究員(1997-1998)。現在、甲南大学文学部教授。著書『ヴィクトリア朝小説のヒロインたち』(共著、創元社、1987)『ルイス・キャロル小事典』(共著、研究社、1997)など。訳書 キース・トマス『人間と自然界』(共訳、法政大学出版局、1989)ヴァージニア・ウルフ『フレッシュウォーター』(こびあん書房、1992)など。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


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歴史と文学

「歴史と文学」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/480頁
定価 9,450円(本体9,000円)
ISBN 4-622-03491-3 C3022
2001年1月16日発行

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