ある映画作家の旅
ロバート・フラハティ物語
THE ODYSSEY OF A FILM-MAKER: Robert Flaherty’s Story
- 著者
- フランシス・ハバード・フラハティ
- 訳者
- 小川紳介
一体いつになったら、人々は機械とともに生きるようになるのだろうか? この驚異の機械と! 新世界、夢の彼方の世界が我々の目の前にあるというのに。重要なことは、この大地、大地と人間、そして人々の魂にあるのだ――ロバート・フラハティ
現代日本を代表するドキュメンタリー映画作家、小川紳介(1936-92)は、その最晩年に、一冊の本を訳し遺していた。それは、彼が尊敬して止まない〈ドキュメンタリー映画の創始者〉ロバート・フラハティの生涯を、その妻フランシスが情熱こめて語った回想録である。
『ナヌーク(極北の怪異)』、『アラン』、『ルイジアナ物語』と絶えず移動を重ね、そこでの人々と生活を共にする中で映画を撮り続けたフラハティの苦闘の歴史は、そのまま『圧殺の森』や『三里塚』シリーズ、『1000年刻みの日時計』の傑作群を生み出した小川紳介のそれでもある。
熱い共感に満ちた訳者自らの註も含め、本書は、自然と機械と魂をめぐる感動的な〈映画への祈り〉の書として、いま結晶する。
深い理解によってドキュメンタリー映画の彼方を幻視する、山根貞男の力作解題「見ること/見せることの度合」を併せ収める。
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「ある映画作家の旅」の書籍情報:
- 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/208頁
- 定価 2,310円(本体2,200円)
- ISBN 4-622-04248-7 C0074
- 1994年6月28日発行
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