「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



大西巨人文選 3

錯節

1977-1985

著者
大西巨人

4700枚の空前の大作『神聖喜劇』が完成の時を迎える。しかし作家の創作意欲は衰えることを知らない。ただちに次なる冒険作『天路の奈落』からその後へと、新しい挑戦は続いていく。

連作エッセイ「遼東の家」「井蛙雑筆」それぞれから選りすぐった名品から、『神聖喜劇』の成立をめぐる作者自身の貴重な証言まで、更に自在さと鋭さを増していく文章の数々を収める。作家折々のスナップ写真と、それにまつわる回想を記した「一枚の写真から1~4」も、ファン必読のエッセイだろう。

本巻は、『大西巨人文選』最終配本である。「『中期後半』から『晩期』の果てまで力を尽くして内容充実に精進するほかはない」と書く、控えめだが力強い作家の「おくがき」の通り、読者はなお遼遠に広がる大西巨人の文学世界に想いをゆだねよう。

巻末対話のゲストは哲学者の花崎皐平氏。「倫理の根拠をめぐって」と題し、白熱の討議を展開する。


「錯節」の著訳者:

大西巨人
おおにし・きょじん
1919年福岡市生まれ。九大法文学部中退。毎日新聞西部本社に入社後、1942年対馬要塞重砲兵連隊に入隊する。戦後、福岡で『文化展望』の編集に従事、また『近代文学』同人として、小説・評論を執筆。1952年上京、新日本文学会常任中央委員に就く。1972年同会退会。1955年からほぼ四半世紀を費やして完成した4700枚の大長編小説『神聖喜劇』(1978-80、光文社/1982、文春文庫/1991-92ちくま文庫)は、現代日本文学の金字塔と称される。他に主な小説作品として、『天路の奈落』(1984)、『地獄変相奏鳴曲』(1988)、『五里霧』(1994、以上講談社)、『三位一体の神話』(1992、光文社)、『迷宮』(1995、光文社/2000、光文社文庫)、詩華=批評集として『春秋の花』(1996、光文社/1999光文社文庫)、批評選集として『大西巨人文選』1-4(1996、みすず書房)がある。最近刊は短編小説『二十一世紀前夜祭』(2000、光文社)。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「錯節」の画像:

錯節

「錯節」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/488頁
定価 4,725円(本体4,500円)
ISBN 4-622-04643-1 C1395
1996年12月16日発行

この本を購入する

<在庫僅少です>
お問い合わせください