「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



大西巨人文選 4

遼遠

1986-1996

著者
大西巨人

戦後50年を経て、この国の混迷はますます深い。生と死をめぐる存在論的思考を見事に展開した最新長篇『迷宮』を上梓して「中期前半の仕事」を締めくくった作家の眼は、なおも深く鋭く、現代日本の病弊を衝く。

本巻は、1984年以降の単行本未収録エッセイを一挙に収め、それに『巨人の未来風考察』から自選したエッセイを加えた、ファン待望の一冊である。

社会主義、差別問題、エイズ法案への疑問から、愛好するミステリー、ガン体験、夏休みの回想まで、作家の円熟の筆は味わい深いユーモアを湛え、読者を飽かせない。日本漢詩や俳句、絵画をめぐる文章も、創作の現場でくつろぐ作家の、さりげない舞台裏を垣間見させてくれる。ここには正に、現代日本における思想/文学の最良にして最新の成果が輝いているのである。

巻末対話のゲストには鎌田慧氏を迎え、「個の自立について」をテーマに語り合う。


「遼遠」の著訳者:

大西巨人
おおにし・きょじん
1919年福岡市生まれ。九大法文学部中退。毎日新聞西部本社に入社後、1942年対馬要塞重砲兵連隊に入隊する。戦後、福岡で『文化展望』の編集に従事、また『近代文学』同人として、小説・評論を執筆。1952年上京、新日本文学会常任中央委員に就く。1972年同会退会。1955年からほぼ四半世紀を費やして完成した4700枚の大長編小説『神聖喜劇』(1978-80、光文社/1982、文春文庫/1991-92ちくま文庫)は、現代日本文学の金字塔と称される。他に主な小説作品として、『天路の奈落』(1984)、『地獄変相奏鳴曲』(1988)、『五里霧』(1994、以上講談社)、『三位一体の神話』(1992、光文社)、『迷宮』(1995、光文社/2000、光文社文庫)、詩華=批評集として『春秋の花』(1996、光文社/1999光文社文庫)、批評選集として『大西巨人文選』1-4(1996、みすず書房)がある。最近刊は短編小説『二十一世紀前夜祭』(2000、光文社)。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「遼遠」の画像:

遼遠

「遼遠」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/552頁
定価 4,725円(本体4,500円)
ISBN 4-622-04644-X C1395
1996年8月8日発行

この本を購入する

<在庫僅少です>
お問い合わせください