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ジェイムズ・ジョイス伝 1

JAMES JOYCE


「われわれは今もなお、ジェイムズ・ジョイスに追いつこう、われわれの解説者を理解しよう、と努力を続けている。本書は、ジョイスの人生に分け入って、出来事と創作とが複雑に絶えず合体してゆく様子を見届けようとするものである」(序論)。

ダブリンの神童から酔っぱらいの学生へ、ノラ・バーナクルとの大陸への駆け落ち、チューリッヒとトリエステでの苦しくかつ破天荒な生活、『ダブリンの人びと』『ユリシーズ』の文学的背景、パウンドやT・S・エリオットやウィーヴァーやラルボーとの交友、『フィネガンズ・ウェイク』の意味、そしてチューリッヒでの客死など、20世紀の天才の生涯を克明に辿った文学的評伝の白眉。研究者の間で、「JJ」の通称で知られる本書は、ジョイスの生涯を知るだけでなく、『ダブリンの人びと』『ユリシーズ』『フィネガンズ・ウェイク』の隠された意図を探求する上でも必須の文献である。全2巻。

第1巻
第一部 ダブリン:ジョイス以前の一族/1882~1904
第二部 ポーラ、ローマ、トリエステ:1904~1915


第2巻
第三部 1915~1920
第四部 1920~1939
第五部 チューリッヒへの帰還:1939~1941


「ジェイムズ・ジョイス伝 1」の著訳者:

リチャード・エルマン
Richard Ellmann
1918年アメリカ・ミシガン州ハイランド・パークに生まれる。イェール大学に学び、イェイツ論によって学士・修士号を取得。ハーヴァード大学講師を務めている時に徴兵、退役後イギリスとアイルランドで一年間研修。この時の研究を基にしたイェイツ論によりイェール大学から博士号を取得。1947年にハーヴァード大学に助教授として復帰、以後ノースウェスタン大学、イェール大学の教授、オクスフォード大学ニュー・カレッジの特別研究員等を歴任。1987年69歳にて永眠。著書は『イェイツ――人と仮面』『ジェイムズ・ジョイス伝』『リフィー河のユリシーズ』『ジョイスの意識』『ダブリンの四人』『オスカー・ワイルド伝』『彼方へ、川の流れに沿いて』他多数。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
宮田恭子
みやた・きょうこ
1934年、石川県に生まれる。東京大学教拳学部教養学科イギリス分科を経て、1969年、大学院人文科学研究科比較文学比較文化課程を修了。現在玉川大学教授。1964年、「アイリス・マードック『鐘』試論」によりシェイクスピア賞受賞。著書『ジョイス研究』(小沢書店、1988)、『ジョイスの都市』(小沢書店、1989)、『ウルフの部屋』(みすず書房、1992)。訳書 S.ジョイス『兄の番人――若き日のジェイムズ・ジョイス』(みすず書房、1993)。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「ジェイムズ・ジョイス伝 1」の画像:

ジェイムズ・ジョイス伝 1

「ジェイムズ・ジョイス伝 1」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/512頁
定価 8,610円(本体8,200円)
ISBN 4-622-04701-2 C0098
1996年5月27日発行

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