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出淵博著作集 1

イェイツとの対話

著者
出淵博

著者はすぐれた英文学者であり、詩作品に関する精緻な解説、批評理論に対する該博な知見、また的確かつ流麗な翻訳において、知る人ぞ知る稀有な存在であった。残念ながら氏は思わぬ病を得て、積年の研鑽を集成・刊行する日を見ずに、1999年夏、亡き人となった。故人の遺志を汲み友人・子弟の協力を得て、その学者としての全貌を世に示すべく、ここに「著作集」全2巻を刊行する。

本巻はイェイツの詩作品の精緻な分析から『ひとつの幻想』のユニークな解読へ、またシェイクスピアやブレイク、ネルヴァル、マラルメとの関係などを明らかにする。


「イェイツとの対話」の著訳者:

出淵博
いずぶち・ひろし
1935年、東京に生まれる。1959年、東京大学教養学部卒業。日本放送協会(NHK)報道局に入局。1962年退職し、東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専攻課程に入学し、1968年、博士課程満期退学。國學院大学講師、東京工業大学助教授、東京大学教授、成蹊大学教授を歴任。日本W・B・イェイツ協会会員、会誌「イェイツ研究」編集委員。1980年には日本翻訳出版文化賞受賞。1999年、急性肺炎のため死去。主な業績として、共著『講座・英米文学史(12)批評・評論 I』(1971、大修館書店)、『現代批評の展望』(1974、學生社)、訳書にイェイツ「煉獄」「死者の夢」(『ノーベル文学全集(20)イェイツ・ショー・オニール篇』1972、主婦の友社)のほか、多くの論文がある。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

目次

イェイツの《6ペンスの唄》/天使たちとの交わり――「超自然の唄」をめぐって/開かれた本――幻想小説としての『ひとつの幻想』/対応物の出会い――イェイツとジョイス/イェイツのシェイクスピア体験/ある誤読――イェイツのブレイク受容の一断面/彗星の擦れ違い――マラルメとイェイツ/ある自伝の余白に――イェイツとプルースト/終わりのないノストス――パウンドの『詩章』/モード・ゴン――もう一人のヘレーネ/批評家としてのイェイツ/他

この本の関連書


「イェイツとの対話」の画像:

イェイツとの対話

「イェイツとの対話」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/360頁
定価 8,400円(本体8,000円)
ISBN 4-622-04716-0 C3398
2000年8月10日発行

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