ブレイク伝
BLAKE
- 著者
- ピーター・アクロイド
- 監訳
- 池田雅之
ブレイクの想像世界は、ただ無窮へと向かう「時」にとらわれた巡礼の旅である。幻視家ブレイクの壮大なるコスモロジー、天国と地獄の体系は、いかなる時代と精神から生まれたのか?
これまでの多くの「ブレイク論」は、この詩人=画家の難解な宗教思想の解釈にかまけて、人間ブレイクの理解には及ばない憾みがあった。その点、著者のアクロイドは現代イギリスを代表する小説家であり、なによりもロンドンという街をすみずみまで知悉している。彼はこの立場を最大限に活かして、ブレイクの生誕した環境、散歩のコースから徒弟修業の実際、レノルズやフューズリにたいする複雑な人間関係、その版画技術の特徴、パトロンや収入の多寡、読書や宗教の傾向など、実生活から等身大の実像に迫っている。この視点から、ブレイクという天才のヴィジョンが実際にはどいうものであったか、それが自然に浮かび上がってくる仕組みになっている。
図版40頁を収録した伝記の決定版。
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「ブレイク伝」の書籍情報:
- A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/504頁
- 定価 12,600円(本体12,000円)
- ISBN 4-622-04718-7 C3098
- 2002年2月8日発行
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