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みすずライブラリー

アウンサンスーチー演説集

SPEECHES OF AUNG SAN SUU KYI


アジアの女性として初めてノーベル平和賞を受賞したアウンサンスーチー。彼女は、ミャンマーの民衆に何を語り、訴えかけたのだろう。本書からは、その生の声が聞こえてくる。〈人は権力によって堕落するのではなく、恐れによって堕落する〉ここには、ガンディーの非暴力主義の思想を継ぎ、父アウンサンの道を実践する彼女の姿が鮮やかに映されている。そして彼女は、ミャンマーの民衆とともに一つの夢を抱く。〈誠実さ(ティッサータヤー)をもって、全ての人々が行動すれば、私たちの国は繁栄するのです。国が繁栄すれば、後世の人々は、尊厳をもって、世界の中心に位置することができるでしょう〉。


「アウンサンスーチー演説集」の著訳者:

アウンサンスーチー
Daw Aung San Suu Kyi
ミャンマー連邦、ヤンゴン市に生まれる。1960年ミャンマーを離れその後デリー大学をへてオックスフォード大学で政治・経済学・文学などを学ぷ。67年卒業後、学究生活に入るが、69~71年の間は、国連に勤務。結婚後、再び学究生活に入り、父アウンサンやミャンマー文学・政治の研究に取り組む。1988年、民主化運動が盛り上がりをみせる中、母の看病のためヤンゴンにもどる。民主化を求める民衆の絶大な支持を背景に、国民民主連盟を率いて、ネーウィン体制・軍事政権と闘うが、89年軍事政権により自宅軟禁される。軟禁中の91年、アジアの女性としてはじめてノーベル平和賞を受賞。95年、6年におよぷ軟禁から解放されるが、その後もミャンマーにとどまり、民主化実現のために専心する。主要著書として『自由』(集英社、1991)がある。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
伊野憲治
いの・けんじ
1959年生まれ。86年、東京外国語大学大学院地域研究研究科修士課程修了。一橋大学大学院社会学研究科博士課程在学中の1988~91年にかけて、外務省専門調査員として在ミャンマー日本大使館勤務、現在、北九州大学法学部助教授。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

目次

民衆とともに: 演説集の出版にあたって
本演説集での国名表記について
解題: 民主化運動とアウンサンスーチー

第一部 民衆の中へ
1 規律をもって
2 国家への慈愛
3 理性をもって
4 革命の時期
5 真の勇気
第二部 民衆とともに(1)――ヤンゴン
1 民主主義の基礎
2 民族の大義
3 民主主義の勝利
4 政治的見識とは
5 私たちの悪癖
6 品行の良い指導者を選べ
7 日々の実践
8 弾圧を糧として
9 人権の基礎としての慈悲の心
第三部 民衆とともに(2)――地方遊説
1 一人一人の重み
2 精神の闘い
3 遊説という闘い
4 連邦の精神
5 弾圧の中の勝利
6 心の支配
7 経済的繁栄とは
8 恐れからの解放
9 堕落した品行・心を正せ
第四部 不当な権力への反抗
1 真の愛国心
2 真理を手放すな
3 アウンサンの精神・国家の尊厳
4 不当な権力へ反抗せよ
5 軍事政権下の囚人たち
第五部 変わらぬ信念
踊る孔雀を目指して

解説にかえて: 真理を唯一の武器として
注記
編訳者あとがき
年表
索引

この本の関連書


「アウンサンスーチー演説集」の画像:

アウンサンスーチー演説集

「アウンサンスーチー演説集」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/368頁
定価 2,940円(本体2,800円)
ISBN 4-622-05001-3 C0331
1996年9月19日発行

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