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みすずライブラリー

日本のルィセンコ論争

著者
中村禎里

戦後日本の生物学界に「ルィセンコ論争」と呼ばれる事件があった。1928年に始まるソ連農業の社会主義化・集団化以後、スターリンのお墨付きのもとにメンデルの近代遺伝学を否定し、獲得形質の遺伝を唱えたルィセンコの学説が、民主化を求める戦後日本の一部に熱狂的な支持を集めるところとなり、激しい論争を引き起こしたのである。

本書は、ソ連における遺伝学論争が戦後日本の生物学・思想界にもたらした影響と、それにともなう深いイデオロギー対立の全貌を明らかにし、それを分析・批判した一種の「白書」であり、政治と学問の関係を問うた労作である。


「日本のルィセンコ論争」の著訳者:

中村禎里
なかむら・ていり
1932年、東京に生まれる。1958年、東京都立大学理学部卒業。1967年、立正大学教養部講師。その後、助教授、教授を経て、1995年から同大学仏教学部教授。著書『生物学と社会』(みすず書房、1970)『生物学を創った人びと』(日本放送出版協会。1974)『危機に立つ科学者』(河出書房新社、1976)『日本人の動物観』(海嶋社、1984)『狸とその世界』(朝日新聞社、1990)『河童の日本史』(日本エディタースクール出版部、1996)ほか。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「日本のルィセンコ論争」の画像:

日本のルィセンコ論争

「日本のルィセンコ論争」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/296頁
定価 2,310円(本体2,200円)
ISBN 4-622-05012-9 C1340
1997年3月19日発行

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