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みすずライブラリー

私の哲学の発展

MY PHILOSOPHICAL DEVELOPMENT


〈ラッセルは、彼自身が一つのラトン的対話である〉(ホワイトヘッド)この自らの哲学の原理的部分の発展を述べた書物が、ラッセルの人間的魅力を強く感じさせるとすれば、その故であろう。原理的部分とは主として論理学・数学・物理学にかかわる哲学的分析の仕事であり、本書はその分析によって真と認めえた理論を次々と要約して示しているのである。しかも青年時代のヘーゲル哲学との別れなどは、劇的表現さえともなう。デカルトの分析とヴォルテールの自由思想とシェリの熱情とを持続した人、ラッセルの哲学の総決算書といった趣きの本。


「私の哲学の発展」の著訳者:

バートランド・ラッセル
Bertrand Russell
イギリスの哲学者。17世紀以来のイギリスの貴族ラッセル家に生れる。ケンブリッジ大学で数学・哲学を学んだ。1910-13年にはホワイトヘッドと共に画期的な著作『プリンキピア・マテマティカ』(3巻)を著わし論理学や数学基礎論に貢献した。第一次大戦が勃発するや平和運動に身を投じて母校の講師の職を追われ、1918年には4カ月半投獄される。以後、社会評論や哲学の著述に専念し、ヴィットゲンシュタインとの相互影響のもとに論理実証主義の形成によって大きな影響を与えた。1950年哲学者として三度目のノーベル文学賞受賞。また原爆禁止運動の指導者のひとりとして99歳の生涯を閉じるまで活動を続けた。多数の著作のうち邦訳の主なものは『ラッセル著作集』(全14巻・別巻1・1959-60)のほか、『懐疑論集』(1963)『ラッセルは語る』(1964・以上みすず書房)『哲学入門』(1965、角川文庫)『西欧の知恵』(1968、社会思想社)『ラッセル自叙伝』(全3巻、1968-73、理想社)『人生についての断章』(1979)『ドイツ社会主義』(1990)『ロシア共産主義』(1990)『権力』(1992)『神秘主義と論理』(1995、以上みすず書房)など。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
野田又夫
のだ・またお
1910年大阪に生れる。1933年京都大学文学部哲学科卒業。京都大学名誉教授。著書『啓蒙思想とヒューマニズム』(1948、みすず書房)『パスカル』(1953、岩波書店)『デカルト』(1977、岩波書店)『哲学の三つの伝統』(1974、筑摩書房)『西洋近世の思想家たち』(1974、岩波書店)ほか。訳書 アラン『デカルト』(共訳、1971、みすず書房)デカルト『方法序説・情念論』(1974、中公文庫)ほか。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「私の哲学の発展」の画像:

私の哲学の発展

「私の哲学の発展」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/376頁
定価 2,625円(本体2,500円)
ISBN 4-622-05019-6 C1310
1997年9月19日発行

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