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みすずライブラリー 第2期

天才

創造性の秘密

DAS GENIE-PROBLEM


天才はどのようにして世の中に、現れるのだろうか? ヘルダリンやニーチェの研究で知られる、ドイツの精神医学者がその謎に迫る。天才本人の病跡学的な分析と、そして天才を偶像崇拝する大衆の心理からのアプローチと、二つの観点を提示する。

作家や芸術家に対する、病跡学的な関心、研究は現在でも盛んであり、またその方法論は、犯罪心理学や精神鑑定に相通ずるものがある。クレッチマーの『天才の心理学』とならぶ病跡学の古典である本書は、その最適な入門書となっている。


「天才」の著訳者:

ヴィルヘルム・ランゲ=アイヒバウム
Wilhelm Lange-Eichbaum
青年時代、芸術家(彫刻・絵画)の修業ののち、ミュンヒェンで天才神話の研究に従事し、『ヘルダリン』(西丸四方訳、みすず書房、1989年)を著す。フライブルクでアルフレッド・デープリンとともに精神医学者としての訓練を受けた。いわゆる病跡学(パトグラフィー)者として、E.クレッチマーとともに天才研究の双璧といわれる。とくに『天才・狂気および名声』(1927初版、第6版はP.W.クルト教授によって増補された)は天才研究のスタンダードワークとして著名である。その他の著書は『ニイチェ』(栗野竜訳、みすず書房、1959年)など。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
島崎敏樹
しまざき・としき
1912年東京に生れる。1937年東京大学医学部卒業。1944年東京医学歯学専門学校教授。1950年東京医科歯科大学教授。ここに精神医学教室を創設、指導。1967年退官。同大学名誉教授となる。1968年成蹊大学教授。1972年田中千代学園短期大学教授。1975年歿。著書『人格の病』(みすず書房、1976年)『生きるとは何か』(岩波書店、1986年)、『孤独の世界』(中央公論新社、1991年)。訳書 ヤスペルス『精神病理学総論』(共訳、岩波書店、1953年)。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
高橋義夫
たかはし・よしお
1926年東京に生れる。1952年東京大学文学部ドイツ文学科卒業。東京歯科大学名誉教授。2000年2月歿。訳書 クレッチマー『医学的心理学』、ツヴァイク『精神による治療』(共訳、みすず書房、1955年、1963年)。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「天才」の画像:

天才

「天才」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/208頁
定価 2,100円(本体2,000円)
ISBN 4-622-05062-5 C1347
2000年12月8日発行

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