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あたまの目

人生の見かた


遠いひとより身近なひとのほうがよくわかると、われわれは思っているが、はたしてそうか? 召使いが天才を、親が子を、赤の他人よりも理解しているだろうか? また昭和は江戸時代よりも鮮明だろうか?

ひとの日常はまことにパラドックスにみちていて、一筋縄ではいかない。人生にはよく見えない死角があるのだ。本書は、ちょっと知的な心の目で、人間生活の核心をとらえた、役に立つ人生へのヒントである。


「あたまの目」の著訳者:

外山滋比古
とやま・しげひこ
1923年愛知県に生まれる。47年東京文理科大学英文科卒業。同大学特別研究生修了。51年雑誌「英語青年」編集長、ついで「英語文学世界」「月刊ことば」を創刊、編集。その間、56年東京教育大学助教授、68年お茶の水女子大学教授。89年同大学名誉教授、同じく昭和女子大学教授。99年同大学退職。62年文学博士。『修辞的残像』(61年)、『近代読者論』(64年)により文学における読者論の方法を提唱、『シェイクスピアと近代』(72年)でその実践を示す。さらに、否定的に扱われてきた異本の意義に着目、その積極的機能を考察、『異本論』(78年)から『古典論』(2001年)へ展開。これとは別に、日本語について『日本語の論理』(73年)、俳句に関して『省略の文学』(72年)、『俳句論』(98年)などを発表。同時に折にふれてエッセイを書いた。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

目次

I
心の遠近法/不幸を食う幸福/無用/千里も一里/“のぞき”の様式/虚実/プラシーボ/元気/小毒、大毒を制す/墨守/意味の弁証法/解釈/幻滅/味/顔
II
プレッシャー/まん中/ふくみ/ガスぬき/ヴァリエイション/待つ身/顔見せ/危険/ウソの富士山/激突/風/知らぬが仏/沈黙の中間/球面的/愛のかたち
III
万華鏡/笑い/空間の叙情/本はやらない/名がすたる/必要悪/抜群/風邪/記憶のいたずら/未熟の徳/アト・ホーム/傍(かたわら)/とりちがえ/ユーモア/禁欲的
IV
遠い戦争/数の呪縛/仲立ち/一代限り/還らぬ旅/不肖/めがね/的を愛す/約束/ペット/地図/朝どり/うっかり/人情/虚構
 あとがき

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「あたまの目」の画像:

あたまの目

「あたまの目」の書籍情報:

四六変型判 タテ188mm×ヨコ118mm/200頁
定価 1,890円(本体1,800円)
ISBN 4-622-07121-5 C0095
2004年12月15日発行

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