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オスロからイラクへ

戦争とプロパガンダ 2000-2003

FROM OSLO TO IRAQ AND THE ROAD MAP


〈アラブ人として、アメリカ人として、わたしたちが自分自身を尊敬し、わたしたちの闘争の真の誇りと正義を理解したときにはじめて、わたしたちは、なぜこんなわたしたちにもかかわらず、世界中のこれほど多くの人々が、わたしたちへの連帯を表明することができると感じたのかを、十分に理解するようになる〉(「誇りと連帯」)

この文章を発表して2ヵ月後の2003年9月26日、エドワード・W・サイードは帰らぬ人となった。パレスチナのために書きつづけてきたその文章群は、本書の「あとがき」で子息のワディも記しているように、「虐げられた民が達成するかもしれない歴史的な勝利の証言として」わたしたちに残されることになった。

本書は、アラブ系新聞『アル=ハヤート』と『アル=アフラーム』に連載され、2000年9月の第二次インティファーダ勃発とオスロ体制の崩壊から、2003年3月のブッシュ政権によるイラク侵略開始と中東和平のための「ロードマップ」提示までの出来事を扱った、サイード最後の政治評論集である。そのあいだには9・11事件があった。

『戦争とプロパガンダ』(2002-2003、全4巻)所収の27篇をふくむ全46篇。この困難な時代に抗して、今後の世代のために遺した、サイード最後のメッセージである。


目次


序文
第一部 第二次インティファーダの開始、クリントンの失敗
1 包囲されるパレスチナ人
2 悲劇は深まる
3 アメリカの選挙――システムか茶番劇か
4 試みがくり返される
5 イスラエルはどこに行くのか?
6 唯一のオルターナティヴ
7 フロイト、シオニズム、ウィーン
8 もうひとつの戦線に向かおう
9 これが現実だ
10 イスラエルについて考える
11 侮辱的な態度、品格、ドグマの支配
12 国家の敵
13 斧を研ぐ
14 キャンプ・デーヴィッドの代償
15 占領は残虐行為
16 プロパガンダと戦争
第二部 9月11日、テロとの戦争、西岸とガザへの再侵攻
17 集団熱
18 反発と是正
19 無知の衝突
20 ふるい起たせるヴィジョン
21 危険な無自覚
22 イスラエルの行きづまり
23 パレスチナに芽生えるオルターナティヴ
24 一段の締めつけ
25 アメリカについての考察
26 オスロの対価
27 この先を考える
28 イスラエルは何をしたのか
29 アメリカのユダヤ人の危機
30 パレスチナの選挙が浮上
31 一方通行
32 細目にわたる懲罰
33 アラブの不統一と党派対立
34 無力のどん底
第三部 イスラエル、イラク、アメリカ
35 イスラエル、イラク、アメリカ
36 ヨーロッパ vs. アメリカ
37 イラクについての誤情報
38 緊急課題
39 ゆるしがたい無力
40 偽善の金字塔
41 責任者は誰だ?
42 ラガドのアカデミー
43 アメリカに何が起こっているのか
44 アラブのおかれた状況
45 「ロードマップ」の考古学
46 誇りと連帯
あとがき

訳注
訳者あとがき
索引


著訳者略歴

エドワード・W・サイード
Edward W. Said

1935年11月1日、イギリス委任統治下のエルサレムに生まれる。カイロのヴィクトリア・カレッジ等で教育を受けたあと合衆国に渡り、プリンストン大学卒業、ハーヴァード大学で学位を取得。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
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翻訳家。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

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「オスロからイラクへ」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/512頁
定価 4,860円(本体4,500円)
ISBN 4-622-07163-0 C1036
2005年11月24日発行

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