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はるかなる視線 2【新装版】
LE REGARD ELOIGNE
- 著者
- クロード・レヴィ=ストロース
- 訳者
- 三保元
見物席から見るところの我が風姿は、離見で見た自分である。そして、自己の眼で見るところの自己の姿は、それは我見であって、決して離見で見た自分ではない。離見の見方で見る時には、見物人と同じ心になって見るわけであって、かくする時には、自己の姿というものを完全に見極めることができる。世阿弥『花鏡』より
「はるかなる視線」とは、この世阿弥の〈離見の見〉に触発されたタイトルである。文化人類学とは、観察者のネイティブな文化とは異なった文化の研究であるが、同時に、みずからの文化への反省である。レヴィ=ストロースにとっては、カルテジアン文化の深化の試みでもあるのだ。
著者は多様な題材をとおしてそれを提示してみせる。ワーグナーの「パルジファル」、マックス・エルンストの画法、アポリネールの詩「イヌサフラン」、現代の英才児教育、40年前のニューヨークの骨董屋歩き等々である。そしてそれらはすべて“一本の糸でつながっている”のである。
『神話論理』以後の新しい視座と可能性を示した本書は、たえず前進しつづける著者の学問への態度によって、われわれに新鮮な感銘をあたえる。
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この本の関連書
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「はるかなる視線 2【新装版】」の書籍情報:
- 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/280頁
- 定価 3,360円(本体3,200円)
- ISBN 4-622-07192-4 C1010
- 2006年2月20日発行





