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祖国のために死ぬこと【新装版】


戦いで死ぬことが、なぜ神聖な行為とみなされたのか。中近世史家による、国家の象徴儀礼の研究。


「祖国のために死ぬこと【新装版】」の著訳者:

エルンスト・H・カントロヴィッチ
Ernst Hartwig Kantrowicz
1895年、ドイツ領ポーゼン(現在のポーランドのポズナニ)に生まれる。第一次大戦では祖国のために進んで志願兵となり、戦後も左翼を鎮圧する軍で闘うなど、根っからのドイツの愛国主義者であった。ハイデルベルク大学での詩人ケオルゲとの出会いは大きく、その影響下で1927年、処女作『皇帝フリードリヒニ世』を発表、1932年にはフランクフルト大学の正教授に就いた。しかし翌1933年、ヒットラー政権下でのユダヤ人公職追放に抗議し、翌年辞任、「水晶の夜」事件後にはアメリカ亡命を余儀なくされた。1939年からカリフォルニア大学バークレー校で教鞭をとり、反コミュニズムの嵐に巻き込まれた1950年代、プリンストン大学高等研究所の教授になった。1957年には主著『王のふたつの身体――中世政治神学の研究』が刊行されている。1963年歿。遺言には「出版可能なかたちにされていない遺稿を死後に出版してはならない」とあった。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
甚野尚志
じんの・たかし
1958年福島県に生まれる。1980年東京大学文学部西洋史学科卒業。同大学院を経て、1983年京都大学人文科学研究所助手。現在東京大学教養学部助教授。ヨーロッパ中世史専攻。著書『隠喩のなかの中世――西洋中世における政治表徴の研究』(弘文堂、1992)、『中世の異端者たち』(山川出版社、1996)、『中世ヨーロッパを生きる』(共編、東京大学出版会、2004)、『東大駒場連続抗議歴史をどう書くか』(編、講談社、2006)ほか。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

目次

中世政治思想における「祖国のために死ぬこと」
国家の神秘――絶対主義の構成概念とその中世後期の起源
「キリスト」と「国庫」
法学の影響下での王権
ダンテの「ふたつの太陽」
芸術家の主権――法の格言とルネサンス期の芸術理論についての覚え書
原注
訳者あとがき

この本の関連書


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祖国のために死ぬこと【新装版】

「祖国のために死ぬこと【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/232頁
定価 2,940円(本体2,800円)
ISBN 4-622-07238-6 C1022
2006年9月7日発行

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