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看護倫理 1

NURSING ETHICS


推薦の言葉―日本語版に寄せて

私が本書を日本語に翻訳することを強く推薦したのは、これが看護倫理の基本的テキストとして非常に優れていると思ったからだ。著者は、看護師や助産師たちが自分の患者の生活を改善するために長年にわたって倫理的努力を重ねてきた体験を念頭において本書を執筆し、看護師たちが日常的に遭遇する問題を、それぞれに応じた倫理理論を用いて検討している。また、看護倫理が実践と密接に結びついたものであるという著者の認識は、本書を、様々な状況のもとで仕事をしている幅広い層の看護職に役立つものにしている。日本の看護師たちが本書から得るところは多大である。

私は、六年間日本の看護大学で教えた経験から、日本の看護師たちが自分たちの直面する倫理問題に強い関心を抱いていることを知っている。著者は、本書によって多くの問題を抱えた看護師たちに様々な取り組み方を示し、問題の解決に役立ててほしいと願って本書を著わした。その目的は十分に果たされていると思う。この有意義な『看護倫理』(邦訳・全3巻)が多くの方々に読まれることを心から願っている。
アン・J・デーヴィス(カリフォルニア大学名誉教授・看護学)


「看護倫理 1」の著訳者:

ドローレス・ドゥーリー
Dolores Dooley
1940年、米国シカゴ生まれ。アイルランド国立コーク大学、哲学科(応用倫理学)助教授。著書に『コミュニティーにおける平等 Equality in Community』(コーク大学出版局、1996)、『生殖医療技術の倫理 The Ethics of New Reproductive Technologies』(共著、Berghahn Books、2003)など。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
ジョーン・マッカーシー
Joan McCarthy
1959年、アイルランド、ケリー県生まれ。アイルランド国立コーク大学、看護・助産学部(医療倫理学)講師。著書に『生殖医療技術の倫理 The Ethics of New Reproductive Technologies』(共著、Berghahn Books、2003)、『デネットとリクール――ナラティヴの自己Dennett and Ricoeur on the Narrative Self』(Humanity Books、2007年刊行予定)など。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
坂川雅子
さかがわ・まさこ
1934年、東京生まれ。東京大学大学院(英語・英文学専攻)修士課程修了。桐朋学園大学教授、長野県看護大学教授を経て、現在は翻訳家。共編書に『看護倫理――理論・実践・研究』(日本看護協会出版会、2002)、訳書にジョエル・ネイサン『「ガン」と告げられたら』(勁草書房、2000)、マーガレット・ロック『脳死と臓器移植の医療人類学』(みすず書房、2004)などがある。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

目次

推薦の言葉―日本語版に寄せて アン・J・デーヴィス
まえがき P・アン・スコット
序論
第I部 患者と看護師の関係
第一章 患者の自律性を尊重する
第二章 自律性と危険回避のための干渉
第三章 真実を告げる
第四章 アドボカシーとインテグリティ
第五章 患者の秘密を守る
第六章 秘密保持のプロセス
第七章 看護と医療のインフォームド・コンセント
第八章 研究・調査におけるインフォームド・コンセント

この本の関連書


「看護倫理 1」の画像:

看護倫理 1

「看護倫理 1」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/200頁
定価 2,520円(本体2,400円)
ISBN 4-622-07271-8 C1047
2006年11月24日発行

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