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自然科学的世界像【第2版 新装版】

WANDLUNGEN IN DEN GRUNDLAGEN DER NATURWISSENSCHAFT


新しい物理学の進歩にあたっては、いつでも自然科学的世界像の変革が行われるものである。ハイゼンベルクは、本書に収められている諸講演において、20世紀になって現れた物理学の新しい発展にともなう世界像の変革について、くりかえし論及している。こうした世界像の変革は、単に物理学そのものの理解だけでなく、哲学的領域に属する種々様々な問題に対しても連関にもつもので、当然、哲学的反省を避けることができない。
本書の諸講演において、物理学の変革に直面し、またその変革をめぐって哲学的省察が行われたのは、このような理由によるものであり、しかもそれが新しい物理学の創始者の一人によって内部から行われていることに特徴がある。これらの諸講演はハイゼンベルクのその後の哲学的考察の基調をなすものであるが、新版には彼のノーベル受賞講演と、プランク生誕百年記念講演が新たに追加されている。


「自然科学的世界像【第2版 新装版】」の著訳者:

ヴェルナー・カルル・ハイゼンベルク
Werner Karl Heisenberg
1901年、ドイツのヴュルツブルグに生れる。ミュンヘン大学でゾンマーフェルトのもとで物理学を学び。コペンハーゲンでニールス・ボーア研究所に入り、さらにゲッティンゲン大学でポルンと共同研究を行ない、1925年、量子力学を創始した。27年、不確定性原理を発見、同年ライプチヒ大学教授。多体問題の研究から進んで、1928年強磁性の本質を明らかにし、29年にはパウリと共に場の量子論を発表、相対性量子力学をつくった。32年、原子核が中性子と陽子からなるという理論を発表、その他、宇宙線理論、超伝導の研究などにも業績を残している。1932年ノーベル物理学賞受賞。1976年歿。著書『自然科学的世界像』(1953、1979)『量子論の物理的基礎』(1954)『原子核の物理』(1957)『素粒子の統一場理論』(1966)『現代物理学の思想』(1967)『部分と全体』(1971)『科学における伝統』(1977)(以上邦訳、みすず書房)。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
田村松平
たむら・まつへい
1904年愛知県に生れる。1927年京都大学理学部物理学科卒業。理論物理学専攻。京都大学名誉教授。著書『量子論』(弘文堂)『プランク』(弘文堂、1950)『ギリシアの科学』(世界の名著9、中央公論社、1972)。訳書 フィールツ『力学の発展史』(共訳、みすず書房、1977)ほか。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

目次

第3版への序文
第8版への序文
第9版への序文
1 精密自然科学の基礎の最近における諸変革
2 自然の物理学的説明の歴史について
3 現代物理学の原理的諸問題
4 現代物理学における古代自然学の思想
5 現代物理学に照らして見たゲーテの色彩論とニュートンの色彩論
6 自然科学的世界像の統一
7 原子物理学の現今の根本的諸問題
8 諸国民間の和協のための手段としての科学
9 量子力学の発展
10 プランクの発見と原子説の哲学的基本問題
訳者あとがき

この本の関連書


「自然科学的世界像【第2版 新装版】」の画像:

自然科学的世界像【第2版 新装版】

「自然科学的世界像【第2版 新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/232頁
定価 2,940円(本体2,800円)
ISBN 978-4-622-07358-1 C1040
2008年1月18日発行

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