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東京裁判

第二次大戦後の法と正義の追求

THE TOKYO WAR CRIMES TRIAL

著・編訳
戸谷由麻

結審から60年目の2008年は、死刑判決の下ったA級戦犯7名の死刑執行60年目でもある(12月23日)。
東京裁判は「勝者の裁き」だった。これは事実であり、私たち日本人にとっては、新たな視点の導入は容易ではない。一方、国際人道法の世界的な潮流が水嵩を増しており、東京裁判の判決は判例として、実際にその発展に貢献している。
著者はアメリカで教鞭をとる若く気鋭の研究者。司法的事件としての裁判に注目して検察局の内部資料その他を広く読み込み、ニュルンベルク裁判との比較も重視しながら、多角的な分析・再評価を可能にした。さらに、「長い戦後」を経て通念と化した神話――天皇免責はマッカーサーの決断だった、あるいは、日本軍の対アジア人戦争犯罪はまったく裁かれなかった――を解体する。
アメリカで出版した意欲作を、みずから翻訳・再編集して日本の読者に問う。


「東京裁判」の著訳者:

戸谷由麻
とたに・ゆま
東京生まれ。2005年カリフォルニア大学バークレー校で博士号取得(歴史学専攻)。ハーヴァード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所のポストドクトラル・フェローを経て、ネヴァダ大学ラスベガス校の歴史学部助教授。2008年からハワイ大学マノア校の歴史学部助教授。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

目次

まえがき
序章 なぜ今東京裁判か
第一章 ニュルンベルクから東京へ
第二章 裕仁天皇の起訴をめぐって
第三章 東条その他の主要戦犯容疑者
第四章 戦争史をどのように語るか
第五章 戦争犯罪に対する指導者責任
第六章 南京事件と泰緬「死」の鉄道
第七章 日本軍残虐行為の記録
第八章 初期の裁判研究家たち
第九章 パル判事の反対意見とその波紋
終章 勝者の裁きを越えて
あとがき

引用文献
索引

書評情報

保阪正康(評論家)
<2008年9月21日:日本経済新聞>
中島岳志(北海道大学准教授)
<2008年9月21日:東京新聞ほか>

この本の関連書


「東京裁判」の画像:

東京裁判

「東京裁判」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/456頁
定価 5,460円(本体5,200円)
ISBN 978-4-622-07406-9 C1021
2008年8月21日発行

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