ヒーリー精神科治療薬ガイド【第5版】

医学博士，精神科認定医。精神医学・精神薬理学史家。カーディフ大学精神医学部ウェールズ副部門のディレクター。英国精神薬理学会（British Association for Psychopharmacology）の元事務局長．これまでにMania: A Short History of Bipolar Disorder (Johns Hopkins University Press, 2008), The Creation of Psychopharmacology（Harvard University Press 2002), Psychopharmacologists:Interviews (Chapman & Hall 1996)など多数の著書があり，うち『抗うつ薬の時代──うつ病治療薬の光と影』(The Antidepressant Era，星和書店，2004），『抗うつ薬の功罪──SSRI論争と訴訟』（Let Them Eat Prozac，みすず書房，2005）が邦訳されている。

医学博士。現・杏林大学保健学部教授（精神保健学）、同医学部精神神経科兼担教授。専門は臨床精神薬理学。著書に『社会不安障害──社交恐怖の病理を解く』（筑摩書房、2008）、『精神医療の静かな革命──向精神薬の光と影』（勉誠出版、2006）、『こころの薬　最新事情』（星和書店、2002）、ほか。ヒーリーの著書『抗うつ薬の功罪』（みすず書房、2005）の翻訳を監修。同じくヒーリー『抗うつ薬の時代』も共訳（星和書店、2004）。

1951年生まれ。1977年、東京大学医学部医学科卒業、現在は東京武蔵野病院（教育研究部長）。精神科医。専門は文化精神医学、医療人類学、精神医学史。著書に『シャルコー──力動精神医学と神経病学の歴史を遡る』（勉誠出版、2007）。訳書に、アーサー・クラインマン『病いの語り──慢性の病いをめぐる臨床人類学』（誠信書房、1996）、バイロン・グッド『医療・合理性・経験──バイロン・グッドの医療人類学講義』（誠信書房、2001）、マーガレット・ロック『更年期──日本女性が語るローカル・バイオロジー』（みすず書房、2005）（いずれも共訳）ほか。

東京理科大学薬学部卒業。製薬会社研究所勤務を経て、トロント大学生理学部修士課程にて神経生物学を学ぶ。訳書に、ジェラルド・M・エーデルマン『脳は空より広いか──「私」という現象を考える』（草思社、2006）、アラン・ホブソン『夢の科学』（講談社ブルーバックス、2003）、シドニー・ウォーカー『狂気と正気のさじ加減──これでいいのか精神科医療』（共立出版、1999）がある。