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町づくろいの思想

著者
森まゆみ

〈まず家の基礎だけが白く残る海べりから、ほんとうに必要なものを選んで、すこしずつ作っていこう。
春になったらまず木のデッキがほしい。そこに麻のテントを張り、小さな椅子に座り、風の吹くところでみんなで集まり、話をしたり、髪の毛を切ったり、肩をもんだりしたら。お酒を飲んだり、踊ったり、歌ったりしたら。
そこでどこに町を再建するのか、を考えよう。本当に必要な公務のしごと、必要な施設だけを作ろう。農協や行政に頼らない、自分のあたまとうでを使った、暖かく風通しのいいコミュニティを今こそつくるチャンスではないか?〉
(「もういちど、ここで」20120201)


都市型洪水をどう防ぐか、食の自衛策、八ッ場ダムについて、税金の使い方、自分自身で景観を守ること、派遣社員問題、メディアの功罪、普天間基地と宜野湾市長選、東京スカイツリーへの異議、「福島人」として生きられるか…
日経・朝日・読売三社のニュースサイト「あらたにす」の連載を軸に、2008年から現在まで、日本社会に具体的な提言と活動をつづける著者が問う硬質エッセイ。


目次


まえがき

[2008]
都市型洪水を防ぐには
赤塚不二夫氏に哀悼を捧げる漫画私史
食は自衛も必要――自分の頭で考えて食べよう
東京をどうするか、二つの道
「二地域居住」を楽しむには
ダムはもう要らないかも
「疑わしきは罰せず」じゃなかったの?

[2009]
派遣社員ではなく職人になりませんか
「かんぽの宿」は地元に譲ろう
トキは焼き鳥に? はく製に?――東京中央郵便局
おいしい英国旅行で考えた
草彅さん、目は大丈夫でした?
平成の二〇年間と私
「いやはや語」めった斬り
オーセンティシティを壊してフェイクに換える国
八ッ場ダムがなくなる可能性が出てきた
政治家は職業でなく家業なのか
三たび「八ッ場」について
秋の吾妻渓谷紀行
年越し派遣村、今年は……?
『谷根千』の二六年――終刊にあたって

[2010]
『青鞜』創刊の地のマンション騒動
NHKの“番審”で考えたこと
税金の使い方が下手な国
何でも「個人情報保護法」には泣かされる
路地のゆくえと防災
タケノコざんまいの五月
アイルランドで日本を思う
重文銅御殿に隣接するマンション
相撲の伝統と文化を失わないために
秋の夜長に漢詩を、そして中国を
瀬戸内芸術祭で考えた地域とアート
原田病とステロイド
性描写規制と表現の自由

[2011]
引っ越しの温かさ
耳をすます
若者たちと出会う――講義の感想文から
「福島人」として生きられるか
竹富島の風

[2012]
もういちど、ここで
町の真ん中に大きな基地がある――普天間基地と宜野湾市長選
越後・粟島のおじいさん
東京スカイツリーに異議あり

あとがき
初出一覧


著訳者略歴

森まゆみ
もり・まゆみ

1954年、東京都文京区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を1984年に仲間とともに創刊、2009年の終刊まで編集人を務める。作家・編集者。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

小長光哲郎<2012年7月13日号:週刊金曜日>

関連リンク

この本の関連書


「町づくろいの思想」の画像:

町づくろいの思想

「町づくろいの思想」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/256頁
定価 2,592円(本体2,400円)
ISBN 978-4-622-07710-7 C0095
2012年7月9日発行

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