みすず書房

60年代から現在に至るまで、現代詩の最先端を疾走する詩人中の詩人、吉増剛造。
大震災からの五年、渾身の力を込めて書き続けられた一連の詩「怪物君」。本にするのは不可能といわれてきた詩の群れがついに詩集のかたちになる。
震災の後に見た光景、土地の記憶、人々の声、古今東西の言葉……。生者と死者が交わる場所に途方もないヴィジョンが立ち上がる。囁くように、叫ぶように、音楽のように、あらゆる声が響き渡る、世界に対する詩人の応答。

書評情報

宮川匡司(編集委員)
日本経済新聞(吉増展関連記事)2016年6月13日(月)
広瀬登
毎日新聞(吉増展関連記事)2016年6月15日(水)夕
読売新聞(吉増展関連記事)
2016年6月16日(土)
赤田康和
朝日新聞(吉増展関連記事)2016年6月28日(火)
蜂飼耳(詩人・作家)
朝日新聞2016年9月4日(日)
水無田気流(詩人・社会学者)
東京新聞「2016私の3冊」2016年12月25日(日)
倉石信乃(明治大学教授・写真論)
東京新聞「2016私の3冊」2016年12月25日(日)