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大人の本棚 第3期

作家の本音を読む

名作はことばのパズル

著者
坂本公延

「詩や小説を読んでいてもおやっ、と合点がゆかないときがある。作者の側で、あからさまに書きたくはないが、それでも伝えたい本音があると、それが意識的にあるいは無意識に韜晦されるから、読者がぜひとも解きたい、ことばのパズルとなる」(あとがき)
原民喜や伊東静雄の詩から『ハムレット』『荒地』『ユリシーズ』さらに『モリス』や『蠅の王』へ。古今東西のテキストを肴に〈読む愉しみ〉を共有する饗宴。


「作家の本音を読む」の著訳者:

坂本公延
さかもと・ただのぶ
1931年神戸市に生まれる。大阪大学英文科卒業。同校大学院修士課程修了。文学博士。広島大名誉教授。
著書『とざされた対話』(桜楓社)、『ヴァージニア・ウルフ――小説の秘密』『現代の黙示録――ウィリアム・ゴールディング』『創作の海図――不確実性の時代と文学』『ブルームズベリーの群像――創造と愛の日々』(以上、研究社出版)『文芸エッセイ集――イギリスとの接点』『文学についての断章――フィクションの解明に向けて』(以上、英潮社)、『文学の風景――天晴れな老人たち』(英宝社)、短篇小説集『別れる理由』(英潮社)、『老人の季節』(京都修学社)。短篇小説’The Spirit in the Stone’,’A Cross’,’A White Cloud under Eye-lids’,’The Dead’,’A Hand-Shake’,’The Seeds’(以上、英BBC海外放送)。 
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

目次

1 「郷愁」 三好達治
2 「思い出」或いは「池面に浮かぶは四羽の鳥」それとも 「無題」 ウィリアム・アリンガム
3 「宇都曽身乃 人弥有吾哉 従明日者 二上山乎 弟世登吾将見」 大来皇女
「早発白帝城」 李白
4 「春と秋」 G・M.ホプキンス
5 「ガリヴァの歌」 原 民喜
6 「吟遊詩人の歌」 トマス・チャタトン
7 リンゴの歌 サトウハチロー、島崎藤村ほか
8 ブラック・ソネット ウィリアム・シェイクスピア
9 「曠野の歌」と「氷れる谷間」と「私は強ひられる――」 伊東静雄
10 「萬霊節」 ヘルマン・フォン・ギルム
11 『ハムレット』 ウィリアム・シェイクスピア
12 『荒 地』 T・S・エリオット
13 『ユリシーズ』 ジェイムズ・ジョイス
14 『オーランドウ――一つの伝記』 ヴァージニア・ウルフ
15 『モリス』 E・M・フォースター
16 タイトルの謎
I 奇抜な小説『波』 ヴァージニア・ウルフ
II 『蠅の王』 ウィリアム・ゴールディング
III 「コロヌスからの道」 E・M・フォースター
IV 『心』或いは『こゝろ』、それとも『心(こころ)』――英語教師の視点から 夏目漱石
17 エピグラフの謎
I 「フォーサイト老人の小春日和」 ジョン・ゴールズワージー
II 『可視の闇』 ウィリアム・ゴールディング
III 『白 鯨』 ハーマン・メルヴィル
18 最終場面のパズル
I 『尖塔』 ウィリアム・ゴールディング
II 『変身』 フランツ・カフカ
あとがき

この本の関連書


「作家の本音を読む」の画像:

作家の本音を読む

「作家の本音を読む」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/240頁
定価 2,730円(本体2,600円)
ISBN 978-4-622-08075-6 C1395
2007年3月9日発行

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