みすず書房

釣りという遊びをいかに楽しむか。小説家の名品から、釣り師の随筆、芸術家や冒険家の釣りエッセイまで、各人各様の奥深い感覚を味わえるアンソロジー。

目次

山中暦日  辻まこと
横谷源流  舩井裕
ねずてん物語  山 本素石
おばけ鮒と赤い灯 河合雅雄
チロルに近い高原の小川でカワマスを十一匹釣ること  開高健
アカメ後日譚  鄕橋治
後山川の夜  舟越保武
猿猴 川に死す  森下雨村
グダリ沼  井伏鱒二
吉井川  野田知佑
座談の名手ジム・リパイン  西木正明
キャンベルリバーのキングサーモン  夢枕獏
蘆声  幸田露伴