みすず書房

演劇のエクリチュール

ロラン・バルト著作集 2

1955-1957

OEUVRES COMPLETES

判型 A5変型
頁数 304頁
定価 4,620円 (本体:4,200円)
ISBN 978-4-622-08112-8
Cコード C1310
発行日 2005年5月2日
備考 現在品切
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演劇のエクリチュール

第二作『ミシュレ』を刊行し、新進批評家としての位置を確立したバルト。学生時代に「ソルボンヌ古代演劇グループ」を創設したほどの演劇好きだった彼は、『テアトル・ポピュレール(民衆演劇)』誌の編集委員として、演劇批評に力をそそぐようになる。そしてブレヒトの「ベルリナー・アンサンブル」のパリ公演はバルトに決定的な影響をあたえた。その軌跡を示す数多い演劇論のほか、サルトルの戯曲『ネクラソフ』の擁護、『ペスト』をめぐるカミュとの論争など初訳論文52編を収める。1957年に『アナール』誌に発表された「衣服の歴史と社会学」はソシュール言語学との遭遇、社会記号学という新たな道に踏み入るバルトの姿を明かしている。緊張と期待にみちた時期の批評集。