ロラン・バルト著作集 10
新たな生のほうへ
1978-1980
OEUVRES COMPLETES
コレージュ・ド・フランスの講義を続けながら〈小説の準備〉をするバルト。過去・現在・未来が交錯するエクリチュールの到達点。「音楽分析と知的作業」「シューベルトについて」「クロニック」(週刊誌に15回連載の時評)「固まる」「親愛なるアントニオーニ……」「子供時代の読書」「新たな生」(遺稿)など、最晩年の思考をバルトが書きしるし語りおろしたテクスト40篇。
「新たな生のほうへ」の著訳者:
- ロラン・バルト
- Roland Barthes
- 1915年生まれ。フランスの批評家・思想家。1953年に『零度のエクリチュール』を出版して以来、現代思想にかぎりない影響を与えつづけた。1975年に彼自身が分類した位相によれば、(1)サルトル、マルクス、ブレヒトの読解をつうじて生まれた演劇論、『現代社会の神話(ミトロジー)』(2)ソシュールの読解をつうじて生まれた『記号学の原理』『モードの体系』(3)ソレルス、クリテヴァ、デリダ、ラカンの読解をつうじて生まれた『S/Z』『サド、フーリエ、ロヨラ』『記号の国―日本』(4)ニーチェの読解をつうじて生まれた『テクストの快楽』『彼自身によるロラン・バルト』などの著作がある。そして『恋愛のディスクール・断章』『明るい部屋』を出版したが、その直後、1980年2月25日に交通事故に遭い、3月26日に亡くなった。バルトの単行本はすべて、みすず書房から刊行される。
- ※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
- 石川美子
- いしかわ・よしこ
- 1980年、京都大学文学部卒業。東京大学人文科学研究科博士課程を経て、1992年、パリ第VII大学で博士号取得。フランス文学専攻。現在、明治学院大学教授。著書『自伝の時間――ひとはなぜ自伝を書くのか』(中央公論社)『旅のエクリチュール』(白水社)ほか。訳書 モディアノ『サーカスが通る』(集英社)フェーヴル『ミシュレとルネサンス』(藤原書店)ほか。
- ※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
この本の関連書
「新たな生のほうへ」の画像:
「新たな生のほうへ」の書籍情報:
- A5変型判 タテ200mm×ヨコ148mm/344頁
- 定価 4,410円(本体4,200円)
- ISBN 4-622-08120-2 C1310
- 2003年12月10日発行