みすず書房

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ

Antoine de Saint-Exupery

1900年フランスのリヨンに生まれる。大学入学資格取得後、1921年兵役に服して空軍に入り、 翌年、 予備少尉に任官。1926年ラテコエール航空会社に入り、 ジャン・メルモーズ、アンリ・ギヨメなどと共に, フランス民間航空の開拓者の一人として、不朽の名をとどめる。1932年以後はテスト・パイロット、ジャーナリストとして活躍。 1939年、第二次世界大戦勃発とともに予備大尉として召集され、 偵察飛行に従事。休戦後は一時アメリカに亡命したが、1943年、北アフリカで再編された原隊に復帰。1944年7月、フランス本土偵察のためコルシカ島ボルゴ基地から出撃後、 未帰還となった。作品に『南方郵便機』(1929)『夜間飛行』(1931, フェミナ賞)『人間の大地』(1939, アカデミー小説大賞)『戦う操縦士』(1942)『ある人質への手紙』(1943)などがあり、1948年には未完の大作『城砦』が刊行された。