みすず書房

富士川義之

ふじかわ・よしゆき

1938年岡山市に生まれる。1970年東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。国学院大学、都立大学、東京大学教授(現在、同大学名誉教授)。イギリス文学専攻。著書として『風景の詩学』(白水社、1983)、『幻想の風景庭園』(沖積舎、1986)、『記憶のランプ』(沖積舎、1988)、『世界の文学のいま』(共著、福武書店、1991)、『ある唯美主義者の肖像——ウォルター・ペイターの世界』(青土社、1992)、『英国の世紀末』(新書館、1999)、『ナボコフ万華鏡』(芳賀書店、2001)、翻訳としてウラジーミル・ナボコフ『セバスチャン・ナイトの真実の生活』(講談社、1970/講談社文芸文庫、1999)、ロレンス・ダレル『アフロディテの反逆』(『トゥンク』と『ヌンクァム』筑摩書房、1976)、ナボコフ『断頭台への招待』(集英社、1977)、オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの画像』(講談社、1978)、ナボコフ『青白い炎』(筑摩書房、1984)、ウォルター・ペイター『ルネサンス』(白水社、1986)、アンジェラ・カーター『血染めの部屋』(筑摩書房、1992/ちくま文庫、1999)、A. S. バイアット『マティス・ストーリーズ』(集英社、1995)、ミッシェル・ロヴリック&ミンマ・バーリア『ヴェネツィアの薔薇』(集英社、2002)、編訳『ウォルター・ペイター全集』全三巻(筑摩書房、2002)ほか。