みすず書房

アルフォンス・アレー

Alphonse Allais

1854-1905 フランスの港町オンフルールに生まれる。薬学を学びに出たパリで「文学」に感染して学業を放棄、サティがピアノを弾いていたモンマルトルの酒場「黒猫」を拠点に活動した。週刊誌「黒猫」、日刊紙「ジュルナル」のコラムや週刊誌「微笑」の主筆として毎週一篇のコントを書き、ユーモリストの名を馳せた。生涯に書いたコントやコラムの総数は千数百におよぶ。51歳の秋、静脈炎による血栓で急死。日本では戦前に雑誌「新青年」が紹介、戦後になって澁澤龍彦による翻訳が数篇ある。